2006.7.23(日)
北海道の農村を流れる小川は水生生物のゆりかごです。しかし、昔はどこでも見られ、子供たちにもなじみ深かったニホンザリガニが、今はめっきり少なくなりました。
ニホンザリガニは北海道や東北地方に生息する日本固有種です。しかし環境悪化とウチダザリガニなどの外来種の影響を受けて近年、生息数が激減しています。
みんなで、古くからの生き物たちと仲良く暮らせる里川づくりを考えたい。
そんな思いから、私たちは2001年に十勝で初めてシンポジウムを開催しました。会場が満員になる150名もの方々にご参加いただき、美しい川とそのシンボルとしてのニホンザリガニの保全に関する情報提供ができました。
あれから5年。現在も、外来種の増加、河川環境の悪化などにより、ニホンザリガニをはじめとする里川の生き物たちには厳しい状況が続いています。
かつて一番身近で、美しい川の証でもあったニホンザリガニを題材に、本来の川の姿や、ひいては水環境に配慮した私たちの生活や産業、教育のあり方などを問い直してみたいと考えます。
ニホンザリガニの巨大模型 |
ザリガニシンポジウム 看板 |
ディスカッション 参加者からの 意見・感想 |
シンポジウム 会場様子 |